2021年3月25日掲載
県土の7割が森林の山形県は、山菜やきのこなど、山の恵みがいっぱい。山菜の促成栽培も盛んで、寒い冬の間から春の山菜が楽しめるようになりました。いよいよ待ちに待った春が到来し、促成栽培から露地栽培の山菜に移り変わっていきます。今が旬!山菜王国・山形の春の山菜をご紹介します。
栽培の様子や、生産者のメッセージ、カンタンでおいしいお料理のレシピ動画は、映像アーカイブス〜映像知る山形の農林水産物〜
をぜひご覧ください。旬の食材で、毎日の食卓がいっそうおいしくなります。
たらの芽は、たらの木の新芽をいい、ほのかな苦味や香りは春の訪れを伝える食材として人気が高く、山菜の王様とも呼ばれています。早くから促成の「ふかし栽培」を取り入れた山形県は、たらの芽の生産量・全国第1位となっています。
おいしいたらの芽を選ぶポイントは、ずんぐりと太い形のもの、切り口の変色の少ないものを選ぶこと。天ぷらや和え物など、いろいろなお料理で楽しめます。
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茎の透き通るような白さが美しい「うるい」。サクッとした歯ごたえでクセがなく、軽いぬめりも魅力です。早春の息吹を伝えるうるいは、オオバキボウシとも謂われ、北海道から本州にかけて多く自生し、薄紫色の清楚な花を咲かせます。山形県でのハウスでの促成栽培は、雪の多い地域での冬春作物の一つとして栽培されてきました。おひたしやサラダ、浅漬けなど、うるいの白さと食感を生かした料理でいただくのがおすすめです。
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