「ばら」
気品溢れる姿かたちと、豊かな香りが世界中で愛されている「ばら」。山形県は、ばらの出荷量全国第3位(平成28年産、1,850万本)、日本でもトップクラスのばらの産地です。
2018年4月25日掲載
気品溢れる姿かたちと、豊かな香りが世界中で愛されている「ばら」。山形県は、ばらの出荷量全国第3位(平成28年産、1,850万本)、日本でもトップクラスのばらの産地です。
ばらは、山形県内の切り花産出において長年トップの座に君臨する、山形県を代表する花です。特に夏ばら(6月〜10月)は、切り花品質に優れ、市場から高い信頼を得ています。
県内では、ロックウールによる栽培が主流で、面積は全体の約7割。ロックウールを用いた養液栽培(土を使わずに、肥料を水に溶かした液(培養液)によって作物を栽培する栽培法)は、液肥と水やり、温度管理がポイントになります。夏の日中は遮光や換気により涼しく、冬は加温して16度以上を保ちます。近年は、ばらの生産に適したハウス内環境を保つため、ヒートポンプ(冷暖房機)の導入が進んでいます。
・主な産地:寒河江市 鮭川村 山形市 鶴岡市ほか
・収穫時期:周年
ばらは茎の導管(水が通る管)で水を吸い上げて生命を維持しているため、水の通りを良くしてあげることが大切です。空気や雑菌などで導管がつまると水が通れなくなります。
水切り、湯あげなどを行い、花瓶の水に「切花栄養剤」を加えると効果的です。