「サワラ」
縁起の良い出世魚としても知られるサワラは、温暖な海域を好むことから、主に南日本に生息していましたが、近年の海水温の上昇に伴い、10年ほど前から庄内でも漁獲されるようになりました。
漢字では「魚」へんに「春」と書くサワラは、瀬戸内海や駿河湾では春の魚として知られていますが、庄内浜では秋に旬を迎えます。越冬に向かって脂をたっぷりと蓄えたサワラが、はえ縄や一本釣りで漁獲されます。
2018年9月25日掲載
縁起の良い出世魚としても知られるサワラは、温暖な海域を好むことから、主に南日本に生息していましたが、近年の海水温の上昇に伴い、10年ほど前から庄内でも漁獲されるようになりました。
漢字では「魚」へんに「春」と書くサワラは、瀬戸内海や駿河湾では春の魚として知られていますが、庄内浜では秋に旬を迎えます。越冬に向かって脂をたっぷりと蓄えたサワラが、はえ縄や一本釣りで漁獲されます。
様々な試行錯誤を経て、船上で行う独自の「活締め」や「神経抜き」などの鮮度保持技術を確立し、極上の「庄内おばこサワラ」が出来上がりました。
その美味しさを多くの人に知ってもらいたいと、志を同じくする漁師達が集い、「庄内おばこサワラブランド推進協議会」を結成。漁師達の想いと工夫が詰まったこのサワラ、船上では大切な娘を扱うように一本一本丁寧に扱い、愛情を持ってつくりあげられ、庄内弁で「若い娘」という意味の「おばこ」を入れたブランド名で築地でも「日本一!」との評価を得ています。一般的に鮮度が落ちやすいと言われるサワラですが、これらの工夫によって、一週間以上も刺身で食べられる鮮度を保つことに成功し、長期間生食が可能になったことで、熟成により旨味が増していくといった、新たな楽しみ方も可能となりました。
「庄内おばこサワラ」の極上の美味しさを味わうためには、是非「刺身」で食べるのがオススメ。表面をさっと炙ると、とろけるような脂の旨味が堪能できます。
他にも、昆布出汁にさっとくぐらせ白髪ねぎと一緒に頬張るしゃぶしゃぶも最高。煮もの、焼きもの、揚げものと和洋中どんな料理にも合います。
丹精込めて最高にいいものにつくり上げた「庄内おばこサワラ」は、一般に流通する量は多くはないですが、キャンペーン期間中(※)は庄内地域の参加飲食店で、極上のサワラ料理が楽しめます。
漁師達のプライドが詰まった極上のサワラ。今が旬のこの時期にぜひご賞味ください。
(※)庄内おばこサワラキャンペーン 平成30年10月12日〜12月2日
キャンペーン開催の詳細は「庄内ブランド創出協議会事務局(庄内総合支庁産業経済部水産振興課)」へお問い合わせください。TEL.0234-24-6045
・庄内おばこサワラブランド推進協議会Facebook
https://ja-jp.facebook.com/shonaiobakosawara/
・山形のうまいもの(サワラ)
http://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/marine/sawara.html