2022年4月27日掲載
県土の約7割を森林が占める山形県は、山の恵みがいっぱい!山形県産わらびは、日本一の出荷量を誇り、県内では、例年5月から6月に天然わらびが最盛期を迎えます。わらびには、鮮やかなグリーンの青わらびと茶褐色の赤わらびがあり、山形県産のものはぬめり成分が強くて柔らかく、「上物わらび」として評判です。
天然わらびは、自然が相手だけに大きさにもばらつきがあります。一方県内には、日当たりを良くするため、良質なわらびが出る区域の木々を伐採し、草刈りなどの管理をしながら天然のまま成長させて、有料で一般開放する「観光わらび園」があり、観光客が山形の自然を満喫しています。また、個人が所有している裏山から採取した天然わらびを産地直売所等でも販売しています。
収穫したわらびを漬物にして、楽しむのも独特の文化です。一本のわらびを灰汁抜きし、丸ごと醤油漬けにします。おもてなしの一品にもなりますし、小さくカットして、山菜そばや混ぜご飯の具としても重宝します。また、新鮮なうちに塩漬けにして長期保存し、雑煮の具材に使用する地域もあります。
▼山形の山菜類については、こちらもご覧ください。
・山形のうまいもの(山菜類)
https://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/plants/index.html
・やまがたの山菜・きのこ(山形県山菜・きのこ振興会)
https://sansai-kinoko.nmai.org/