小野川豆もやし
米沢の冬の風物詩として有名な小野川豆もやしは、豪雪地帯の米沢で冬期間に生産できる作物で、長さが24〜27cmもあります。小野川豆もやしは、新潟県の在来系統である「狩羽滝谷(かりわたきだに)というもやしに近いことがわかっており、新潟から米沢に持ち込まれたとの説もあります。
ホーム > 知る > ペロリンの山形旬情報《小野川豆もやし》
2024年12月25日掲載
米沢の冬の風物詩として有名な小野川豆もやしは、豪雪地帯の米沢で冬期間に生産できる作物で、長さが24〜27cmもあります。小野川豆もやしは、新潟県の在来系統である「狩羽滝谷(かりわたきだに)というもやしに近いことがわかっており、新潟から米沢に持ち込まれたとの説もあります。
毎年11月ごろになると温泉街の近くに作業場が建てられます。中では「室」となる木製の箱を並べ、その下に温泉水を通し一種の温室状態を作ります。木箱の底に砂を敷き、一晩水に浸した「もやし豆」をまき、さらに上を砂で覆います。
コモをかけて室内を30℃に保ちます。約一週間後、もやしが伸長したところで収穫します。
小野川豆もやしは、茎がシャキシャキの食感が味わえます。
代表的な料理は置賜地域の郷土料理「冷や汁」です。季節の茹で野菜に干ししいたけや凍みこんにゃくなど乾燥物を戻して煮たものを冷まして汁ごと合わせたものです。「汁」とつきますが、だしの旨味をたっぷり味わう「具沢山のおひたし」です。そのほか、ラーメンに入れた「小野川豆もやしラーメン」は小野川温泉の名物となっています。