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山形のうまいもの

セルリー|収穫時期:5月〜6月、10〜11月

50年の伝統を受け
「セルリー」の新たな飛躍

セルリー

東北唯一の産地を拓いた
4人の若者の情熱

 1968年、当時目新しく、作るのが難しいとされたセルリー栽培に、4人の若者が挑戦。第一人者の故伊藤仁太郎氏を頼って東京で研修後、地元に戻って作り始めた。当初は地元需要が限られ、県外市場へと売り歩きながら、セルリーへの夢を熱く語り合ったという。その後は徐々に販売先も増え、東北唯一の産地に成長した。
 ところでセルリーは、英語表記celelyを仏語なまりで読んだもの。一般的にはセロリと呼ばれるが、恩師である伊藤氏に倣い、セルリーと呼び継がれてきている。

市場評価の高いGI
「山形セルリー」ブランド

 そして2014年、山形市のセルリー産地では、後継者育成と新規就農者の受け入れを目的に、新プロジェクトを開始。80棟の栽培ハウス整備、拠点づくりを進めており、順調に若手後継者が増え、生産量も伸びている。
 ブランドとして評価の高い「山形セルリー」は、生産者が種子を自家採種し、形質を保持していることが特徴。春採りと秋採りの年二作体系で、他産地の端境期需要に応えられることも強みだ。味は苦みが少なく瑞々しく、筋が柔らかいと、市場の評価は高い。2018年4月に地理的表示(GI)保護産品に登録された。
 現在、2kg程度になる大株の「とのセルリー」、1kg程度の「ひめセルリー」で、さらなるブランドの確立と出荷額の向上を目指している。

DATA

主な産地

山形市・ほか

主な品種と収穫時期

主な品種と収穫時期

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