アスパラガス|収穫時期:5月〜9月
産地が急成長
「アスパラガス」の長期どり栽培
冷涼な気候のもと
良質な堆肥で土づくりを徹底
アスパラガスが一般の食卓に上るようになったのは昭和40年代以降。独特の食感や旨みを持つ、人気の野菜だ。
冷涼な気候、肥沃な土壌が栽培の適地とされることから、北海道がいち早く産地を形成。本県最上町では、米に代わる作物として、2004年から町をあげて栽培に取組み、急速に産地形成を遂げている。
最上町での栽培は、徹底した土づくりからスタート。地元畜産農家の良質な堆肥を投入して深く掘り起こし、ほ場を健康で活力あるものに改良。このほ場に種から育てた苗を定植する。さらに、日本海と太平洋に注ぎ分ける分水嶺からの良質な水にも恵まれている。
定植後2〜3年から
10年間ほど毎年収穫
初夏になると、地下茎から分岐して伸びる芽が、そこここにムクムクッと顔を出す。これが25〜30cmに伸びたら収穫だ。5月から9月までの「長期どり(夏秋どり)」で、宿根性のアスパラガスは10年ほどは毎年収穫できることもあり、栽培面積、生産量ともに大きく伸びている。
アスパラガスには、ビタミンC・E・Kが含まれる。焼く、炒める、揚げるなどの調理で、栄養素をまるごといただくのがおすすめ。
最上町では、特産のアスパラガスを使ったアイスクリームなどの加工品づくりも進めている。
* DATA *
主な産地
鶴岡市・飯豊町・酒田市・最上町・ほか