鶏肉・羊肉
山形の風土に息づく
「地鶏」と「羊肉」
貴重な赤笹シャモがルーツ
「やまがた地鶏」
「やまがた地鶏」は、2005年酉年にデビュー。遊佐町の愛鶏家が維持・保存していた貴重な「赤笹シャモ」の雄と、「名古屋種」の雌の交雑種を父とし、「横斑プリマスロック種」を母とする三元交配で誕生した。赤笹シャモのコクのある味と適度な歯ごたえなど、それぞれの品種の良さを受け継ぎ、旨みに優れ、クセのない上品な美味しさが特長。
県内の生産者で組織する「やまがた地鶏振興協議会」は、品質の安定化を図るため飼養管理マニュアルを作成。山形の豊かな自然の中で、のびのびとした平飼いで飼育され、一般ブロイラーの倍以上の120〜140日間をかけ丁寧に育てて出荷する。
隠れた産地「羊肉」
山形県は、実は昔からめん羊飼育が盛んであった。このため、羊肉を食す文化が脈々と受け継がれ、現在も飼育頭数では全国6位である。
山形県のめん羊飼育の特徴は、飼育者自らが羊肉料理を提供する取組みが早くから盛んで、現在も数ヶ所で行われている点。国内で流通する羊肉の大部分が輸入品であることを考えると、山形県のように県産羊肉を食べられる場所はそう多くない。実は全国に誇れる貴重な畜産物である。