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ホーム作るやまがたの郷土料理:冬の頃の郷土料理「くきな煮」

くきな煮
残った青菜漬も、
漬物王国・山形を代表する一品「青菜漬(せいさいづけ)」を打ち豆と一緒に煮込んだものが「くきな煮」です。「菜漬煮(なづけに)」と呼ぶ地方もあります。
2月ともなれば、晩秋につけた青菜もべっこう色に変わり、酸味がかかってきます。これを煮て新たな料理にするのですが、煮るときはかなりの臭いを漂わせます。しかしこの臭いが、春の近いことを知らせるのです。「白菜漬」などほかの漬物を使ったり、醤油ではなく味噌を使う地域もあります。
不思議に味わい深いこの漬物の煮物は、酒の肴に最高。ごはんもすすみます。

 

主な地方
村山
材料
●青菜漬/500g
●赤唐辛子/1本
●油/大さじ2
●砂糖/大さじ1
●醤油/大さじ1
●みりん/大さじ1

くきな煮

 

作り方
  1. 青菜漬は1cmほどにざく切りする。
  2. 大きい鍋にたっぷりの水を入れ、1.を水煮にする。
  3. 2.をざるにあけ、新しい水につけて塩抜きをする。
  4. 3.を少し塩気を残した状態でざるにあけ、水気をきる。
  5. 鍋に油を熱し、4.を入れて炒め、砂糖、醤油、みりん、種を取って輪切りにした赤唐辛子を加えて煮る。
 最後の醤油の量は味を見ながら加減する。
 打ち豆を入れると美味しい。酒粕を入れることもある。

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