川西町は山形県内一の生産量を誇る「アルストロメリア」の産地としても知られているペロね。山形県内では他にもいくつかの市町村で「アルストロメリア」が生産されているんだけど、昼夜の寒暖の差がとっても激しい置賜盆地特有の気候は花の色づきを良くし、周囲の山々から流れ出るミネラル豊富な雪解け水が花を元気に育てるんだって。また出荷の際にも、一箱にいろんな種類を混ぜる工夫をすることで、大田花き市場でも評価が高いペロね〜♪
「アルストロメリア」は、一つひとつの花は大きくないけど、まっすぐに伸びた1本の茎にいくつもの花がついていて、豪華なお花ペロよ〜。花びらに条斑(じょうはん)というすじ状の模様が入っているのが特徴ペロね。川西町では4軒の農家が栽培していて、今日はそのお一人、小形泰弘さんのハウスにおじゃまするペロ〜ン♪
小形さんは、平成3年に川西町で初めて、当時はまだ珍しかった「アルストロメリア」の栽培をはじめたペロ。最初、一人で栽培をはじめた小形さんは試行錯誤だったけれど、「アルストロメリアは秋から翌年の春まで、ほぼ一年を通して収穫できるところに魅力を感じました」と話してくれたペロ〜。しかも、お米の栽培時期と重ならないので、JA山形おきたまでも新規作目として生産に力を入れたんだペロン。平成10年には、助成金を利用した大型ハウスの導入が進み、仲間も増えて、置賜地域では生産農家が16軒、栽培面積が400アールにもなったペロよ。出荷量も山形県は長野県・愛知県・北海道に次いで全国第4位になって、僕も花が、じゃなくて鼻が高いペロ〜ン♪
さあ、ハウスの中を探検するペロよ!アレッ? 土の中にパイプが2本あるペロ! ねぇねぇ小形さん、このパイプはなにペロ〜? 「ペロリン、良く気がついたね。1本は、養分が一定に保たれるように、液肥と水を合わせた溶液を点滴チューブで流しているんだよ」って教えてくれたペロね。 そして、もう1本は土の温度管理用なんだって。「ペロリン、『アルストロメリア』は、土の温度を20℃以下に下げないと、丈が伸びないんだよ。それで、7月末から9月にかけての暑い時期には、もう1本のパイプに冷水を流して地温を下げるんだよ」と小形さん。さらに、夏場はハウスの中が暑いので、日よけのカーテンをしたり、大きな換気扇で空気を循環させたり、細霧冷房を使ったり、いろいろ気温を下げる工夫をしているんだって。そして冬の寒い時期には、ハウス内を最低温度12℃くらいに暖かく保って大切に育てているペロよ! なるほど〜、小形さんの愛情がい〜っぱい注がれているから、こんなにきれいな「アルストロメリア」が咲くペロね〜♪