今月の旬な農産物
おひたし、卵とじ、ニラレバ炒め、餃子など毎日の献立作りに欠かせない野菜となっている「ニラ」。
ユリ科の多年草でラッキョウやタマネギと同じアリウム属。原産は中国西部とされ、日本では古事記に記述があり、かなり古くに伝来したと言われています。
山形県では昭和55年頃から内陸北部の最上地方を中心に栽培がスタートし、以降栽培面積・生産量を伸ばし、平成4年には露地物で全国シェアのトップに躍り出ました。雪深い地域で生産される雪をくぐって春先に出るニラは最高。柔らかく、滋味も一番のっています。
産地情報
主な産地は、新庄市、金山町、真室川町、舟形町、大蔵村ほか です。
成分表
中国では強壮効果が古くから認められ、長寿のシンボルとされてきました。
実際に栄養価が高く、カロチン、ビタミンB2、ビタミンCが豊富です。
○エネルギー:19kcal
○たんぱく質:2.1g
○脂質:0.1g
○糖質:2.8g
○繊維:0.9g
○カルシウム:50mg
○リン:32mg
○鉄:0.6mg
○ナトリウム:1mg
○カリウム:450mg
○カロチン:3300μg
○ビタミンA効力:1800IU
○ビタミンB1:0.06mg
○ビタミンB2:0.19mg
○ナイアシン:0.6mg
○ビタミンC:25mg
レシピ
〈ニラの醤油漬〉
醤油に刻んだ生のニラを漬けるだけ。保存しておくと、炒め物やラーメンの香味、焼き肉のタレなどに重宝します。