今月の旬な農産物
かつて、たらの芽などの山菜は、春の到来を待って味わえる珍味でした。近年では促成栽培技術の進歩により、雪が残るうちから味わえるようになりました。
たらの芽のほろ苦い味や香りは絶品で、その人気から【山菜の王様】とも言われています。
山形県では「ふかし栽培」という促成栽培法を早くから取り入れ、全国でも1位の生産高を上げています。(平成20年度実績)
産地情報
主な産地は、真室川町、新庄市、最上町、金山町、大蔵村、鮭川村、朝日町、鶴岡市、白鷹町、川西町などです。
おいしい食べ方
たらの芽を店頭で選ぶときは、ずんぐりと太い形のもの、切り口の変色の少ないものが良いとされています。
〈たらの芽の天ぷら〉、〈たらの芽の酢みそ和え〉、〈たらの芽のベーコン巻き〉などがおすすめの食べ方です。
〈たらの芽の天ぷら〉
ころもが薄いほうが風味を堪能できる。
揚げたてのホクホクを、シンプルに塩だけで食べるのがおすすめ。
〈たらの芽の酢みそ和え〉
たらの芽はたっぷりのお湯で茹で、
冷水にサッとくぐして色止めする。
白味噌は砂糖・みりん・酒・酢それぞれ少々で溶く。
たらの芽を器に盛り、先の酢みそをかけて出来上がり。
〈たらの芽のベーコン巻き〉
茹でたたらの芽をベーコンで巻き、ようじでとめ、油をひかないフライパンでカラ焼きする。
ベーコンに焼き色がついたらOK。