山形んまいもの探しの旅
ペロリンが行く!
【Vol.25】川西町の冬のんまいものを求めて!
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  次は、むくり鮒を新たに、「玉庭むくり鮒」として加工販売している玉庭農産物加工センターを訪ねるペロ。 むくり鮒とは、鮒を背開きにして焼いて、素揚げにした後、甘辛いタレで味つけした置賜地域の郷土料理ペロ。冬場の貴重なタンパク源として、米沢藩9代目藩主の上杉鷹山が推奨したと伝えられているんだペロ。かつては、家庭でもよく作られていたけど、近年は冬の間にほそぼそと出回る希少品になっているペロ。 "むくり"とは、"めくる"が"むくる"と、なまったのが語源とされているんだって。背開きにして調理することから、「開運」の願いを込めて、お祝いの席や正月料理として、食べられているペロ。
玉庭むくり鮒
▲「玉庭むくり鮒」は玉庭地区のおせち料理の定番になっているんだペロ。

 「玉庭むくり鮒」が作られるようになったのは、農産物生産者の方々が、減反政策により空いた水田を利用して、玉庭地区の特産品を作ろうと、挑戦したのがはじまりペロ。
平成14年、玉庭水田養魚研究会を代表の鈴木孝幸さんを中心に発足し、水田を鮒の養魚場として整備し、その後、玉庭農産物加工センターが設置されたんだペロ。現在は、代表の鈴木さくさんを中心に、主婦の方々が玉庭で育った鮒を用いた「玉庭むくり鮒」の調理を行っているんだペロ。
 調理する鮒は、5月の産卵から11月まで養魚場で育てられた体長10センチ前後の1歳魚。水揚げした約500キロの鮒が尽きる、2月上旬まで行われるペロ。

代表の鈴木さくさん
▲玉庭農産物加工センター代表の鈴木さくさん。

 出来たて「玉庭むくり鮒」をご馳走になるペロ!いっただっきま〜す! ムグムグ、甘辛く香ばしい鮒は、骨までサクサク!そして、ほのかな苦味があって酒の肴(さかな)におすすめペロ!玉庭の清らかな水で育った鮒は、川魚独特のにおいがしなくて、一口で食べられて病み付きになっちゃうペロね!
 「玉庭むくり鮒」は販売以来、子どもからお年寄りまで、たくさんの人に食べられていて、毎年好評なんだペロ。また最近では、県内外の料亭からも注文があり、料亭おせち料理の一品として取り入れられたんだペロ。
 代表・鈴木さんは「『玉庭むくり鮒』を全国へ広めるために、今後は養魚場を充実させ、生産者と生産量を増やしたい。」と、話してくれたペロ。
 とっても明るい玉庭農産物加工センターの皆さん、「玉庭むくり鮒」ご馳走様でした。これからたくさんの人に食べてもらえるように、みんなも応援してペロね♪

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おいしい山形
推進機構事務局