家族と訪れた小学生の男の子が展示されている紅花を嬉しそうに眺めています。どうやら出品者のようです!
「春にもらった種を畑に植えて、お水掛けに行ったり肥料をあげたりして、楽しかった!!初めてで、大きくなり過ぎて折れたり大変だったけど、花が咲いて嬉しかった!来年もやりたいです。」こんな小さな子まで紅花作りをがんばっていたとは!感心だあ!!
地域の人はもちろん、岩手など県外からの観光客も大勢訪れ、切花展は大盛況です!
そして、3人の審査員がじっくりと審査を始めました。審査のポイントは3つ。
1つ目は「丈夫さ」、茎が太くしっかりしていて、葉の色が鮮やかなこと。
2つ目に「枝ぶり」上から見た時に円く広がっていること。
3つ目が「花の色」、紅花は黄色が最盛期で最も良く、だんだん赤み掛かってオレンジ色になってきます。切花展の日程に合わせてちょうどよく咲かせるのは難しいし、雨に打たれても赤くなってしまいます。どれも丹誠込めて育てられていて、審査するのもなかなか難しそう!
長い間受け継がれてきた山形の花、紅花。その大切さ尊さに気付き、受け継ぐ若者たちの心には祖先たちの熱い思いもしっかりと伝わっているのだなと感じました。
紅花よ、これから先もずっと山形の花として咲き続けてね。