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ペロリンの山形旬情報

米

2016年9月26日掲載

今日の旬な農産物

「米」

澄み渡る秋空に、美しく輝く稲穂の波。黄金色の田んぼを渡ってくる涼しい風からは、ほんのりとお米の香りがします。今年も山形に新米の季節がやってきました。

四季の変化が鮮やかで、夏の暑さは厳しく、冬は雪に覆われる山形県。県土を囲むように連なる山々は、太平洋から吹き込む冷たい風(ヤマセ)の侵入を防ぎ、山々に貯えられた雪は、春の訪れとともに川に注がれ、やがて豊かに大地を潤します。清らかな水、肥沃な土壌に加え、年間を通して昼夜の温度差が大きい山形県は、おいしい米づくりに最適な条件を備えた産地です。

日本人の食の礎である米は、安定した収量、品質、食味(おいしさ)が厳しく求められます。これらをより高い水準で実現することは、生産者の長年の悲願でもありました。恵まれた気候風土に加え、研究熱心な篤農家が多く、栽培技術の向上や品種改良の地道な努力が積み重ねられたことにより、今日の山形の米があるのです。

春と秋の田んぼ


●日本のおいしいお米のルーツ「亀ノ尾」

「亀ノ尾発祥の地」碑

庄内地方は、最上川の河口に開けた日本でも最大クラスの平野部を持ち、山形県の稲作の中心地として長い歴史があります。稲作の近代化が進みつつあった明治26年、庄内町(旧余目町)の阿部亀治氏が発見した3本の稲から選抜された米の新品種「亀ノ尾」が、大正時代には「神力」「愛国」とともに日本三大品種に数えられるほど全国的に普及しました。特に、おいしい米としての評価が高く、品種改良の交配母本として盛んに用いられ、「コシヒカリ」「はえぬき」「つや姫」など、現在のおいしい米といわれる品種のほとんどが「亀ノ尾」をルーツとしています。


●抜群の実績・ロングセラー「はえぬき」

今、山形県で最も多く作られている米は、平成4年秋デビューの「はえぬき」。作付面積は県全体の約6割を占めます。倒伏や病気に負けず、安定した収量と高い品質・食味の良さを兼ね備えた『ユメのコメ』として、山形県立農業試験場庄内支場(※1)において10年の歳月をかけて育成された山形県オリジナル品種です。いもち病に弱く、倒れやすかった「ササニシキ」に代わり、瞬く間に山形県の主力品種に駆け上がりました。

日本穀物検定協会の米の食味ランキング(※2)で「特A(5段階で最も高い評価)」を22年連続獲得(※3)。20年以上連続で「特A」を獲得しているのは新潟魚沼産「コシヒカリ」と山形県産「はえぬき」のみで、その品質と食味の安定性は特筆すべきものがあります。

「はえぬき」の特徴は、お米の粒の張りがしっかりとして、歯ごたえがよいこと。噛むほどに独特の甘みが広がります。冷めてもその特徴は失われることがなく、おいしく食べることができます。

はえぬき


●米どころ山形を牽引するブランド「つや姫」

『お米はここまで美味しくなれる。』‐日本一おいしいお米を目指して誕生した「つや姫」。全国的に「コシヒカリ」の作付けが拡大する中、生産者から更なる良食味品種が求められ、山形県立農業試験場庄内支場(※1)において、平成10年8月17日に交配した6本の穂から誕生しました。稲の観察と選抜、食味試験を繰り返し、育成された「つや姫」は、平成22年秋のデビュー以来、米の食味ランキングで「特A」を6年連続獲得しています(※2)。

「つや姫」は、県知事を本部長とする「つや姫ブランド化戦略推進本部」において気象・地理条件等から選定した「最適地」「適地」で、認定生産者のみが栽培しています。また、栽培基準を有機栽培米・特別栽培米に限定し、安全・安心な栽培体系に取り組んでいます。

「つや姫」の特徴は、粒が大きく、艶があり、輝くような白さ。炊き上がりはその名のとおり、ふっくら、つややか。うま味、香り、粘りに優れ、お米そのもののおいしさを堪能できます。

【山形つや姫ブランド化戦略推進本部ホームページ 】

つや姫


●期待の新品種「山形112号」

平成30年秋デビュー予定の山形県オリジナル新品種「山形112号」は、大粒でしっかりとした粒感が特徴の、新食感のお米です。「はえぬき」とも「つや姫」とも異なる、力強い個性を持つ「山形112号」、名称は一般公募を経て現在選考中で、平成29年2月頃発表の予定です。平成30年秋のデビューに向け、期待が高まります。

新米のこの季節に、ぜひご賞味ください。

※1:現・山形県農業総合研究センター水田農業試験場
※2:専門パネラーが、炊飯した白飯の外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価を、基準米(複数産地のコシヒカリのブレンド米)と比較する相対法で行う食味官能試験。評価は5段階で、特A(特に良好)、A(良好)、A’(おおむね同等)、B(やや劣る)、B’(劣る)で表される。
※3:平成27年度

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