「原木なめこ」
山形県の菌床なめこの生産量は全国第2位、毎年3,000t以上を全国に出荷している。なめこおろし、なめこ汁…。なめこは味といい、食感(ぬめり・歯触り)といい、さらに可愛い形を含め、日本人好みの食べ物の1つ。
近年、広葉樹を利用して森の中で育てる「原木なめこ」の人気が高まっている。この原木なめこは天然に近い手法で栽培されるため、環境に敏感な菌は土地柄が変わるとなかなかうまく育たない。そのため、山形県北部に位置する最上地方の産地では、鳥海山系から天然の菌を採種し培養し広葉樹等の森の中で栽培する。収穫される「なめこ」は、色が濃く、ぬめりや歯ごたえがしっかりし、透明感があり、宝石のように輝いている。