「天然岩ガキ」
カキは、「R(※1)のつく月に食べる」と言われ、通常、寒い時期のもの。
山形県庄内地方(県の日本海側の地域)でとれるカキは、真夏が旬という変わり種。
鼠ヶ関(ねずがせき)、温海(あつみ)、加茂(かも)、吹浦(ふくうら)など各所で生きのいい天然岩ガキがとれる。
鳥海山のふもとに位置する吹浦(遊佐町)で取れる天然岩ガキは、鳥海山の冷たい伏流水が育んでいると言われており、殻を割ると、身はぷっくりと大きく、口に含むとかなりの重量感と共に少しの甘さを伴って、清々しい磯の香りがいっぱいに広がる。まさにこれぞ旬の醍醐味!
※英語圏では「R」の付く月(9月〜4月)が旬とされており、日本の場合それより短く11〜2月位とされている。