11月中旬より、りんごの主役『ふじ』が出荷され始めました。朝日町で昭和45年から取り組んだ袋をかけずに栽培する「無袋」ふじは、糖度も高く、東京などの市場でも高い評価を受けています。
2011年11月25日掲載
産地情報山形県の内陸部を中心に栽培されています。
りんご『ふじ』の主な産地
東根市、天童市、朝日町、山形市、大江町、中山町、寒河江市、南陽市、山辺町、米沢市、ほか
りんごは、本県の代表的な輸出農産物です。平成22年度には、海外、4カ国に約180t輸出されました。そして、そのほとんどが、『ふじ』で、海外でも高い評価を受けており、高級フルーツとして高値で取引されています。
りんごについて、詳しくはこちらをご覧ください。
【山形のうまいもの:りんごへ 】
ぼけ=いも=みそ?
古くなってしまったりんごを、長野県では「ぼける」、青森県では「いも(になる)」などと言うそうです。山形県では「みそ(になる)」と言いますね。りんご『ふじ』は日持ちのいい果物ですが、みそになる前においしくいただきたいものです。
保存に際しては、ビニール袋に入れて冷蔵庫などで保存しましょう。また、乾燥しすぎないよう注意しましょう。
今年は平年よりもやや遅めでしたが、11月2週目には各地に出揃っております。ただ、量が少なく、また、若干小玉の傾向となっています。
しかし、蜜の入りはよく、例年同様、味はとてもよいとのことです。
北は北海道から南は関西まで、百貨店、スーパー、青果店で販売されています。
ぜひ皆さんお召し上がりください。
おいしい山形県産のりんごは、お歳暮用など、贈答にもとても喜ばれます。
まず、何はともあれ、
(1)山形県産のりんごをお選びください。
そのうえで、りんごの「おしり」を見てみましょう。
(2)「あめ色(黄色いもの)」のおしりをしたりんごは完熟したおいしいりんごです。
また、形は
(3)「肩が高い」マッチョなものを選びましょう。
(4)りんご自体の大きさは極端に小さかったりしなければ大丈夫(標準は10キロ40玉くらいと言われています)。
最後に、
(5)りんごのつるが太くみずみずしいものを選びましょう。
(1)〜(5)がそろっていれば、美味しいりんご間違いなし!
【番外編】
りんご『ふじ』は11月中旬から12月にかけて収穫を行います。その収穫のはるか半年以上前でも、おいしいりんごを見つけることができる?
りんご『ふじ』は収穫が終わった後、年が明けて、まだ、雪深い2月から次のシーズンに向けて剪定の作業が始まります。おいしいりんごを育てる生産者は、この時期から毎日、雪の積もった園地に出かけ、納得がいくまで剪定作業を行います。妥協のないものづくりをしているりんご生産者は、春先から雪焼けした顔をされてます。(スキーばかりして遊んでた人との見分けはつかないかもしれませんが・・・)
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